休学渡航は不安?在学中のワーホリ・留学成功談&後悔談【キャリアコラム#12】

大学生のワーホリ・留学で最も大きな悩み、それが「帰国後の就活」。

 

「周りの友達が先に社会に出ていく中、休学して海外へ行っても大丈夫?」

「休学してまで渡航することに意味があるのだろうか」

「ワーホリや留学は、就活に活かせる?」

こんなふうに悩んだ結果、海外に行ってみたい気持ちを抑えて、周りと一緒に無難に就活・・・

 

もちろんその選択も間違いではありませんが、社会人になってから「学生のうちに海外行っておけばよかった・・・」と後悔する人がものすごく多いのも事実です。

 

今回は、これまで実際に休学してワーホリ・留学をした先輩たちの経験談をご紹介します。

みなさんがこれからの道を自分で決めていく上での、一つの参考にしてみてくださいね。

 

【WHC】キャリアコラムテンプレ

 


 

<目次>

・休学ワーホリ、休学留学とは

・【先輩A】の体験談(渡航時の心がけ、アピール方法、留学は就活に有利?)

・【先輩B】の体験談(足りなかった部分や後悔、就活での苦労)


 

”休学ワーホリ” ”休学留学”とは

大学の在学期間中に休学をし、その期間中に海外でワーホリ・留学をすることを指します。

基本的に休学というものは学期ごとに認められるもの。休学期間を設けた分だけ、卒業が後ろにずれるイメージです。但し、休学費用が必要だったり、休学期間に上限があったりと、休学手続きに関する規定は大学によりそれぞれ異なります。

実際に休学する・しないに関わらず、ご自身の大学の制度はどのようなものなのか、早いうちから確認し知っておくことが望ましいでしょう。

 

休学ワーホリ・留学は、大学の交換留学制度とは異なり、ご自身だけの留学プログラムを自由に組み立てることができるのが大きなメリット!

交換留学では多くの場合、出願する時点で高い英語力を持っている必要があるため、ハードルが高いと感じている方も多いことでしょう。ですが、休学中のワーホリ・留学では、英語力そのものを伸ばすための期間として用いることもできますので、どのような方でもそのチャンスを自ら手にすることが出来るのです。

実際、休学して海外へ渡航する学生の数は年々増加傾向にあり、ワーホリ協会でも非常に多くの学生さんからご相談をいただいています。

 

休学して海外に行った先輩たちの中でも、「行って良かった!」と心の底から思えている人や、「もっとこうすればよかった」と後悔が残ってしまっている人もいます。

ここから、実際に休学渡航をした先輩たちの体験談を見ていきましょう。

 

《成功例》先輩Aの体験談

渡航先:カナダ

期間:9か月(学生ビザ留学)

現在:総合商社営業

【1】帰国後の就活を見据えて、留学中に意識していたことはありますか?

まずは、目的意識が消えないようにするために、渡航前の目標をいつも持ち歩くノートに記してありました。留学を通してどんなふうになりたいかという目標があったので、そこに近づけるように意識して生活しました。

 

ほかにも、とにかく家にこもらず、積極的に外に出ていろんな人と交流を持つようにしました。毎日図書館で勉強していた時期もありましたが、「一人で勉強するのは、日本でもできる」と気づいてからは、人脈を広げる意識をしたことで、自分の将来の選択肢が広がったと思いますし、コミュニケーション力も高まったと思います。

 

また、留学中は日記を毎日書いて、辛かったこと、楽しかったこと、苦労したこと、嬉しかったことなど全てあとから見返せるように形にしました。忘れていたことも日記を読み返すことで「ああ、自分はこんな風に努力してたんだな、成長したんだな」と感じることができ、ESや面接などのいわゆる”ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)”エピソードとして活用できたと思います。

 

【2】就職活動で、留学をどうアピールしましたか?

「頑張りました」など感情ではなく、具体的なエピソードや数字で相手に伝えることを意識しました。例えば、TOEICの点数が渡航前と後で350点上がりましたとか、何をしたことで350点上がったのかを自分なりに分析して伝えたことで、ただ英語力が上がっただけじゃないことが伝わったのかなと思います。

photo-1492681290082-e932832941e6

【3】留学は就活に有利だと思いますか?

ただ留学に行っただけでは、特に有利になることは無いと思います。留学に行った人、英語が話せる人はごまんといますので、留学中に得た自分だけの強みや経験、それによってどのように企業に貢献できるのかを明確に伝えられればプラスにしかならないと考えています。

 

《後悔談》先輩Bの体験談

渡航先:オーストラリア

期間:11か月(ワーホリビザ)

現在:食品メーカー

【1】ワーホリではどんな生活を送っていましたか?

ワーホリ中は、まず3か月語学学校に通って、そのあと飲食店でのアルバイトを経験しました。3か月の学校期間では英語力がビジネスレベルまでは上がりきらず、接客のポジションにつくことはできなかったのですが、外国人と一緒に働けたことはとても良い経験でした。

現地では大変なこともたくさんありましたし、人間的な成長・自立心も得られたと感じていますが、実際に就活ではワーホリでの経験をアピールしきれていなかったかもしれないと今では感じています。

 

【2】ワーホリ経験をアピールしきれなかったとのことですが、「もっとこうすればよかった」という点はありますか?

とにかくただ「海外に行きたい」という想いや好奇心が先行してワーホリの準備をしていたので、現地でどんなことがしたいとか、帰国後にどんな自分になっていたいかなど、目的や目標の無いまま突っ走ってしまったことが今では心残りです。

怖いもの知らずで行動するのも重要ですが、現地で身に着けたい語学力の目標を立てたり、資格やビジネス英語のコースも取れたらよかったとも思いますし、後悔はいろいろとあります。

最低限の資金でなんとか出発したというのもそうですね。親に頭を下げて、少しでもお金を借りていたら、もう少し学校にも通えたでしょうし、現地でお金稼ぎ以外のことにももっと取り組めたかなと思います。

photo-1542383578-000e248cde3b

また、日本に帰ってくる直前や、帰国したあとに「自分がワーホリで得た強みってなんだろう」と初めて思い返し、あまり後先考えずに来てしまったことにようやく気が付いたので、自己分析も甘いままの就活になってしまったかもしれません。

 

もちろん、「ワーホリしなきゃよかった」とは一切思ったことはありません。一生の友達が世界中にできましたし、親元を離れて生活するチャレンジングな環境に身を置けたことは、自分の財産です。

ただ、どうせ行くならもう少しその先のことを考えてから行けばよかったな、とは強く感じますね。心残りなことも多々あるので、年齢制限が来る前に、また別の国でワーホリに再チャレンジしたいという想いもあります。

 

新卒カードを守りつつ、チャレンジが出来る”休学ワーホリ・留学”

学生時代の1年(1歳の差)というのは、30代以上が感じるそれとは比較にならないほど大きく感じられることと思います。そのため、卒業が遅れることに不安を感じる方も少なくありません。

ですが、若いうちのチャレンジはその後必ず活きる経験になりますし、素晴らしい人生経験になることとおもいます。

 

みなさんも、ぜひ後悔のない選択を!

 


 

<前回のキャリアコラム>

【体験談】ワーホリ経験者の”その後”① ~海外就職~【キャリアコラム#11】


 

▼ワーホリ協会のキャリアサポート

協会では、ワーホリ・留学の経験を存分に生かせる就職サポートや、ご渡航検討中のみなさま向けのキャリアサポートをご案内中!

5

6

 

1

2

3

この記事の内容は 2021年07月25日 (日) に書かれたものです。

情報が最新ではない可能性がありますのでご注意ください。


カテゴリ : ワーホリ留学キャリア コメント : 0件
タグ : キャリアコラム, 休学, 大学生, 新卒

BLOG Writer


学校名:ワーホリ情報局

■定期ブログ更新:毎週月・水・金(+速報)

Line YouTube Twitter Instagram


メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*

ワーキングホリデーや留学に興味があるけど、海外で何かできるのか? 何をしなければいけないのか?どんな準備や手続きが必要なのか? どのくらい費用がかかるのか?渡航先で困ったときはどうすればよいのか? 解らない事が多すぎて、もっと解らなくなってしまいます。

そんな皆様を支援するために日本ワーキングホリデー協会では、ワーホリ成功のためのメンバーサポート制度をご用意しています。

ワーホリ協会のメンバーになれば、個別相談をはじめ、ビザ取得のお手伝い、出発前の準備、到着後のサポートまで、フルにサポートさせていただきます。

 

日本ワーキングホリデー協会では、ワーキングホリデーの最新動向や必要なもの、ワーキングホリデービザの取得方法などのお役立ち情報の発信や、 ワーキングホリデーに興味はあるけど、何から初めていいか分からないなどの、よくあるお悩みについての無料セミナーを開催しています。

お友達もお誘いの上、どうぞご参加ください。