こんにちは。
日本ワーキング・ホリデー協会のNoriです。
みなさんは迷信やジンクス、縁起がいい事・悪い事を信じていますか?
例えば、夜に爪を切ると親の死に目に会えないであったり、霊柩車が通ったら親指を隠す、茶柱が立つと幸せが来るなどです。元々迷信やジンクスは、悪い事から守るために、また良い事が訪れるよう験(げん)を担ぐ為に古くから伝えられてきたものです。中には今となっては信じられないようなものまであります。個人的に好きな迷信は「乳歯が抜けたら上の歯は縁の下、下の歯は屋根に投げる」です。
このように古くから日本に迷信やジンクスがあるように、世界各国に迷信やジンクスはあります。中でもフランスの迷信やジンクスの中には変わったもの、面白いものがたくさんあります。
今回はフランスの迷信やジンクスについてご紹介いたします。
■フランスパンを逆さに置くと不幸が訪れる
普段はかごに切られた状態で置かれているフランスパンですが、一説によると、昔死刑執行される人に食事を運ぶ際は、フランスパンを逆さにして与えていたそうです。今では、フランスパンを逆さに置いていると、家の人に不幸が起こると考えられています。
ちなみに、フランスパンの平らな方に十字の切れ込みを入れるジンクスもあります。十字の切れ込みを入れる事によって、仮に逆さに置いてしまっても不幸から守ると考えられているそうです。もしフランスパンが逆さになっていたら、すぐ直すように心がけましょう。
■室内で傘を広げると不幸が訪れる
日本では雨の日などに外から帰ってきたら、家の中で傘を開いて干したりすると思います。しかし、フランスでは、室内で傘を広げると不幸が訪れると昔から言われており、もしフランス人の目に入ったら怒られるそうです。
不幸が訪れる理由はフランス人にも分からないそうですが、昔から言われている事なので信じている方が多いそうです。また、フランス以外のヨーロッパ圏でも同じように不幸と考えられているので、注意しましょう。ちなみに傘を買う時にも、店内で広げることができないそうです。
■結婚をしたかったらワインや、シャンパンの最後の一杯を注いでもらおう!
フランスはワインやシャンパンで有名な国です。ワインやシャンパンの最後の一滴を注いでもらった人は、年内に良い出会い、もしくは結婚をすると信じられています。また、周りの友達などが気を利かせて最後の一滴を注いでくれる事もあるそうなので、出会いを求めている人は最後の一滴を貰えるように心がけましょう!
■馬の蹄鉄を玄関に飾ると家族を守ってくれる?!
蹄鉄は馬の蹄に付けられるU字型の鉄製品で、蹄の摩耗を防ぐために取り付ける物です。フランスでは、蹄鉄を玄関などに飾ると幸福が訪れる、家族を守ってくれると言われています。
一説によると、ローマ時代に馬が橋を渡っている時、馬に付けられていた蹄鉄が外れて川に落ちていたそうです。当時は鉄製品がとても珍しく、貴重だった事もあり、蹄鉄を拾った人は運に恵まれていると考えられていました。そして、蹄鉄を拾った人が玄関に飾った事が始まりだそうです。現在は、玄関に飾る人も少なくなったらしく、ネックレスや洋服に変わっていっているそうです。馬を飼っているからではないので、注意してくださいね。
■さいごに
いかがだったでしょうか、フランスにも日本とは違ったおもしろい迷信やジンクスがありますね。迷信や、ジンクスを調べていくと国の文化や歴史などの勉強にもつながります。フランス以外にも日本とは違う迷信・ジンクスがあるので調べてみるのも良いかもしれませんね!
それでは!