今回は、日本とは少し違う、海外の公共交通機関のあれこれ。
知ってました?実は日本ってすごく不便なんですよ?
【海外はZone制度が一般的!】
海外は日本と違ってZone制度が一般的。
…???
と思われた方も多いかと思いますが、とってもわかりやすい黒木の図解で説明しましょう。
《日本の場合》
福岡なので、福岡の地下鉄で説明しましょう。
例えば日本は
「天神⇆博多」という定期券を買った場合、
天神から逆方向の赤坂へいくとなると、料金が発生しますよね?
これはちょっと不便…
では海外はというと
《海外の場合》
(福岡にZone制度当てはめたらこんな感じになるはずだという想像の元で…)
例えば職場が天神、家が博多が最寄りだとしましょう。
そうすると、その駅が「Zoneのどこにあるのか」で料金がきまります。
つまり博多も天神もZone1なら、Zone1の切符を買うのです。
そうすると、例えば反対の赤坂がZone1なら、そこにもいけちゃうわけですね!
OMG!!これは便利!
【国によって、Zoneの決め方は様々】
例えば私が住んでいたミュンヘンはわかりやすいZone制度です。
写真の駅が載っている中で、背景が白い部分が「Innenraum(インネンラウム)」と言われるいわゆる「市街地」のエリア。Zone1~4までの地域です。
対して背景が少し緑掛かった部分は「Aussenraum (アウセンラウム)」と言われるいわゆる「郊外」、Zone5~8が該当します。
私は最初のホームステイはいわゆる郊外にあたる、Zone8…笑
定期券はたぶん1.5万くらいだったのを覚えています。
しかしホームステイを出てからは市街地へ、Zone3に引っ越しました。
定期券も7000円くらいになったのを覚えています。
もし私のようにZone8対応の定期券を持っていたら、ミュンヘン市街地含め、郊外もどこまでだっていけちゃうんです!くぅー!
【デメリットは?】
デメリットはもちろんあります。
それは「Zoneの区切りがどこなのか把握しないといけない」ということ。
先日福岡オフィスから渡航された方のホームステイ先は運良くZone2でした。
そうなると出てくるメリットは、Zone3にある商業施設や、例えばサッカースタジアム(ミュンヘンはZone6だったかと思います)に行く際に毎回料金が発生してしまう。というデメリットです。
ここがZone制度の難しいところですね。
基本的に学校と家、アルバイト先を行き来することが多いですが、急な遠出などの際にチケットを毎回購入するのは少しめんどうですね。
【日本と海外は交通機関のチケットも違う】
国・地域によってZoneの分け方やチケット一枚で乗れる交通機関の内訳も変わってきます。
しかし、日本の東京などのように山手線などの環状線などはっきりと地域が分かれる場所や、利用者数の多い駅は、Zone制度にするともっと交通機関の利用者も増えるかもしれないですね。
しかしながら、その国にベストな交通機関のチケットの算出もお国柄でしょうか….
海外に行かれる方は、「Zone制度ってこんな感じ」をまずはぼんやりでもいいので抑えてから渡航するようにしましょうね!
福岡 しょうへい