こんにちは。
ILSC-AUSTRALIA 田村杏奴です。
人気の科目については、これまで、自己主張スキルや、カフェワークスキルを紹介しましたね。
今回は「発音クラス」を紹介したいと思います。
(ちなみに、ILSCのクラスの選択システムの特徴については
この記事の青文字で書かれたリンクをご覧くださいね)
まずは、いつも「それ、ネタだろ!?」といわれるのですが、
本当に体験した田村の「リアル”発音って大事ね”体験」をご紹介します。
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先日、ゴールドコースト(ブリスベンから車で1時間くらいのビーチの街)に行ったときのことです。
ちなみに、ゴールドコーストは
全てのことがどうでもよくなってしまうほど、
素晴らしい海!空!!太陽!!!風!!!!
そんな、ゴールドコーストのラーメン屋さんでお昼を食べようと待っていたところ、
日本人のウェイトレスさんが、オーストラリア人の女性に
“Do you like Sin? or Sick?”
と聞いているんですね。
ちなみに、日本語で
Sin=罪
Sick=病気
なので
”罪か、病気か、どっちが好きですか?”
というものすごく哲学的な質問をしていることになります。
オーストラリア人の女性は当然、大変混乱して
“WHAT???!!!”
となっているのですが、コレ、日本人が苦手な”THの発音”から来る
典型的な間違いなのです。
このウェイトレスさん、
Thin=細い
Thick=太い
が言いたくて、つまり、
“Thin noodle or Thick noodle (細麺か、太麺か)”
が聞きたかったのです。。。
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正直申し上げて、20歳を過ぎて海外に行っても
1年や2年では100%ネイティブの発音にはなりません。
逆に、発音にとらわれすぎて、積極的にお話が出来ないほうが
むしろ問題になることが多いです。
しかし、やはりポイントを押さえていないとこういう悲劇が起こるわけです。
ということで、今回も実際に発音のクラスを取った学生さんにインタビューをしました。
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日本人率はどのくらいでしたか?
3割くらいでした。他のクラスメイトは南米からの学生が多かったです。
クラスでは、どのようなことをしましたか?
– 発音記号を見ながらひとつずつ発音の練習をしました。
– 動詞の過去形の発音の仕方 (?t, -d or ?id)
– 毎回の授業の前に英語の語彙力を試すゲームをしました。
どのような点が心に残りましたか?
授業中はゲームや発音練習などでひたすら声を出していて、私にはそれがとても新鮮でした。
日本の高校等での英語の授業でもスピーキングの時間をもっと増やせばいいと思います。
クラスで一番大変だと思ったことは?
このクラスが私にとって最初のクラスのひとつだったので、
最初は先生や他の学生の話すスピードについていけませんでした。
それから日本人の英語と他の国の学生の英語とでは発音がだいぶ異なるので、
私は特に南米の学生と会話が出来なくてしばしば困りました。
それは乗り越えることができましたか?どのようにして乗り越えましたか?
回を重ねるごとに徐々に慣れることができたと思います。
まだまだ私の発音にもコミュニケーションにも問題はありますが、
あまり焦らずにポジティブにいこうと思います。
このコースの中で思い出深い出来事があれば教えてください。
授業で詩の朗読したのですが、他の学生の感情のこもった朗読を聞くのが楽しかったです。
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先ほども言ったように、耳障りの良い英語や、うまいっぽく聞こえる英語にこだわりすぎると、
そのこだわりが呪いのようにまとわり着いて、会話自体が怖くなってしまいます。
間違った発音だと恥かしい。
そういう思いがありすぎると、発音に自信のある単語、言いなれているセンテンス、
それだけしか使わなくなり、コミュニケーション力は一向に伸びません。
それを避けるためには、とにかく、ポイントを掴むこと。
通じる発音のポイントです。
ここさえ押さえいれば、まずは通じるというポイントを身につけてもらい自信を持ってもらうのです。
その辺を、発音のクラスでは徹底的にトレーニングをします♪
それでは、今回は写真が少なくてすこしつまらなかったですね。
学校と関係なくて恐縮ですが、私の猫です。。
冬なのでぬくぬくしていますね。(去年の写真ですが。。)
オーストラリアの短い冬も、そろそろ終わりを迎えそうです♪
それでは今日はこの辺で、ごきげんよう。